和歌山県に住む、20代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。県によりますと、この女性は先月、複数の人の感染が確認されている大阪 北区のライブハウスで行われたコンサートに参加していたということです。
和歌山県は5日夜、会見を開いて、県内に住む20代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
和歌山県で感染が確認されたのは、これで14人となりました。
県によりますと、この女性は先月19日に、すでに複数の人の感染が確認されている大阪 北区のライブハウス「Soap opera classicsーUmedaー」で行われたコンサートに参加していたということです。
女性は先月25日に発熱があり、5日になってせきや鼻水などの症状が出たため医療機関を受診し、ウイルス検査の結果、陽性が確認されたということです。
県によりますと、女性は、和歌山市内のコールセンターで派遣社員として働いているということです。
このコールセンターには、60人余りの従業員がいて、同じフロアで同時に30人ほどが仕事をしているということで、県などでは、6日以降、この会社の従業員のウイルス検査を進めるほか、家族などほかの濃厚接触者の検査も行うことにしています。
この女性が訪れていた大阪 北区のライブハウスに加えて、大阪 都島区のライブハウスでも感染が広がっているとみられていますが、県では、今回の女性を含めて、少なくとも女性4人が2つのライブハウスを訪れていたことを把握していて、検査の結果、2人が陰性で、残る1人は検査中だということです。
-- NHK NEWS WEB