6日の東京株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方から全面安となり、日経平均株価は午前中に600円以上値下がりし、取り引き時間中としてことしの最安値まで下落しました。
5日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が再び一時、1000ドルを超える大幅な下落となったのに続いて6日の東京市場も取り引き開始直後から全面安の展開となりました。
日経平均株価、午前の終値は5日の終値より676円57銭安い2万652円55銭。
東証株価指数=トピックスは48.13下がって1467.58となっています。
午前の出来高は7億7105万株でした。
新型コロナウイルスの感染拡大がおさまらず世界経済に深刻な影響を及ぼすという見方に加え、外国為替市場で一時、1ドル105円台後半まで円高が進み、輸出関連企業の業績が落ち込むのではないかという警戒感が売り注文を加速させています。
市場関係者は「日本政府が、中国と韓国からの入国者に指定場所で2週間の待機を要請することを決め、観光客がさらに減り景気が冷え込むことを懸念する投資家も多い。株価がどこまで下がるのか先が見えない展開だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB