集団感染が疑われている大阪市内のライブハウスを訪れた30代の女性2人など、いずれも都内に住む合わせて6人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
東京都は6日夜、記者会見を開き、都内で新たに6人の感染を確認したと発表しました。
感染が確認されたのは、いずれも都内に住む30代の会社員の女性2人、70代の自営業の男性、90代の無職の男性、40代の自営業の男性、50代の福祉施設職員の女性です。
このうち30代の会社員の女性2人は、いずれも先月、大阪・都島区の「大阪京橋ライブハウスArc」で開かれ、集団感染が疑われているコンサートに行っていたということです。
2人とも報道を受けて保健所に相談し、ウイルス検査をした結果、感染がわかったということで、都は、ライブハウスで感染した疑いがあるとみて調べています。
都内に住む人でこのライブハウスを訪れたあと感染が確認されたのはこれで4人になりました。
また、70代の自営業の男性は、5日感染が確認された足立区の保育園児と小学生のきょうだいと同居している祖父だということです。
さらに、90代の無職の男性は肺炎などの症状で入院していて重症だということです。
このほか、40代の自営業の男性は、先月25日に発熱し、4日肺炎と診断されました。
50代の福祉施設職員の女性は先月23日に発熱とせきの症状が出ました。
解熱剤を服用しましたが再び発熱し、5日肺炎と診断されました。
これで都内で感染が確認されたのは、合わせて58人になり、このうち8人が重症です。
-- NHK NEWS WEB