震度6弱以上の地震を観測すると、住宅に被害があってもなくても一定額の保険金が支払われる新しいタイプの地震保険ができました。
地震の際の建物や家財の被害に備える地震保険は、保険会社が住宅などの損害を確認して保険金の支払い額が決まる仕組みです。
ただ、大規模な被害がでると査定に時間がかかり、保険金が支払われるまでに数か月かかる場合があります。
こうした中、損害保険大手の東京海上日動は、震度6弱以上の地震を観測すると、建物などに被害があってもなくても保険金が支払われる新しいタイプの保険を作り、ことし8月から販売することになりました。
保険料は年間およそ1万円で、震度に応じて10万円から50万円の保険金が支払われます。
損害保険は被害額に応じた保険金を支払うのが原則ですが、新しい保険は被害の査定をしないため、早ければ数日で保険金が支払われます。
一般的な地震保険よりも支払われる保険金は少額ですが、保険会社は地震で被害を受けた直後の生活再建の資金として一定のニーズがあるのではないかとみています。
-- NHK NEWS WEB