群馬県伊勢崎市の住宅に水道局の職員を装って訪れた男が「水道管に新型コロナウイルスが付着している」とうそを言って水道管の取り替え費用をだまし取ろうとし、住民が警察に相談しました。新型コロナウイルスに関する不審な電話も相次いでいることから、警察は、詐欺などの被害に遭わないよう注意を呼びかけています。
警察によりますと今月3日、群馬県伊勢崎市の住宅に水道局の職員を装った男が訪れ、住民に「水道管に新型コロナウイルスが付着しているので、防菌できる水道管と取り替えたほうがいい」とうそを言って見積書を示して工事費用をだまし取ろうとしたということです。
不審に思った住民は支払いを断り、5日警察に相談しました。
警察によりますと、群馬県内では高崎市でも水道業者を装って「ウイルスが水道管についている」とうそを言って、ウイルスの除去費用をだまし取ろうとする電話が相次いでいるほか、太田市の会社には政府の関係者を名乗る人物から「新型コロナウイルスに関して助成金がある」という不審な電話もあったということです。
これまでのところ詐欺などの被害は確認されていないということですが、群馬県警生活安全企画課の小林美恵子課長補佐は、「新型コロナウイルスということばに驚かないで、不審な電話や訪問があればすぐ警察に連絡してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB