6日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から、ダウ平均株価は前日に続いて、値下がりしました。今週は、乱高下を繰り返しましたが、終値で見ますと、先週末に比べて450ドル余り上昇して、今週の取り引きを終えています。
6日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日に比べて256ドル50セント安い、2万5864ドル78セントでした。
新型コロナウイルスの感染拡大が、世界経済に深刻な影響を与えるのではないかという懸念から、この日もダウ平均株価は大きく値下がりして始まり、アメリカ政府の緊急予算の決定やG20による声明も、大きな材料にはなりませんでした。
ただ、一時900ドル近く値下がりしたものの、取り引き終了にかけて、値下がり幅は大幅に縮小しました。
金融市場では、先行きへの不安感から債券や金など、より安全とされるものに資金を移す動きが根強いままですが、株価は、先週の記録的な下落に比べると、今週は大幅に上昇した日もあって、ダウ平均株価の6日の終値は、先週末に比べると450ドル余り高くなっています。
市場関係者は、「この週末も感染拡大が予想される中、投資家の慎重姿勢は依然強いままだが、一部では、値下がりした銘柄を買い戻す動きも出ている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB