宅配大手の佐川急便は、名古屋市内で配達を行っていた協力会社のドライバーの男性が、新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにしました。男性の勤務先の名古屋市港区の営業所では業務を一時停止していて、集荷と配達に遅れが出る可能性があるとしています。
感染が明らかになったのは、名古屋市港区にある佐川急便の港営業所に勤務する協力会社の60代の男性ドライバーです。
発表によりますと、男性は7日に出社したときの検温で37度以上の熱があったため、病院で検査したところ、8日に新型コロナウイルスへの感染が確認されたということです。
佐川急便では、男性の勤務先の港営業所の業務を一時停止して業務スペースやトラックなどの消毒を行うほか、社内で濃厚接触した可能性のある従業員に自宅待機を指示したとしています。
これによって、港営業所が行っていた名古屋市の昭和区、瑞穂区、港区、南区の集荷と配達に遅れが出る可能性があるということです。
また男性は、名古屋市昭和区の配達を担当していたということで、佐川急便では、配達の際に濃厚接触した客がいないかどうかについても調査するとしています。
佐川急便は「お客様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願い申し上げます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB