イタリアでの新型コロナウイルスの感染拡大で外務省がイタリアに対する感染症危険情報を引き上げたことを受けて、国内の旅行会社では、イタリアが関係するツアーを中止する動きが広がっています。
外務省はイタリアに対する「感染症危険情報」について、ベネチアやミラノなどがある北部を中心に渡航中止を勧告する「レベル3」に引き上げ、それ以外のイタリア全土は不要不急の渡航をやめるよう呼びかける「レベル2」に引き上げました。
これを受けて国内の旅行会社はイタリアが関係するツアーを相次いで中止しています。
このうちJTBは来月23日の出発分まで、エイチ・アイ・エスは来月26日の出発分まで、近畿日本ツーリストは来月15日出発分まで、それぞれ中止を決めました。
またすでに出発して現地に滞在している旅行者に対しては、各社は添乗員と連絡を取るなどして状況を確認しながら、予定の変更や帰国を早めるなどの対応を検討するとしています。
-- NHK NEWS WEB