羽田や神戸などが拠点の航空会社、スカイマークの佐山展生会長がNHKのインタビューに応じ、新型コロナウイルスの影響で今月の搭乗率は50%台を下回る日も出ていることを明らかにしました。
この中でスカイマークの佐山会長は、新型コロナウイルスの影響について、国内線が主力のスカイマークにとって、当初、影響は少なかったと述べました。
しかし国内線の搭乗率は、例年2月は80%台となるものの、感染が広がったことで先月下旬ごろから減少傾向となり、今月は50%台を下回る日も出ていると明らかにしました。
佐山会長は「先月中ごろまではキャンセルが出ても予約が埋まったが、このところ明らかに人の移動が減っている」と述べました。
そのうえで佐山会長は「この状況が1年余り続けば、会社として新たな借り入れが必要になる」と述べ、長期化することへの懸念を示しました。
スカイマークでは利用者の減少に対応するため、今月13日から19日までの間、新千歳と神戸、羽田、福岡などを結ぶ便を中心に8路線で合わせて100便の減便を決めました。
スカイマークが新型コロナウイルスの影響で国内線の減便を決めたのは今回が初めてです。
-- NHK NEWS WEB