新型コロナウイルスの感染拡大を受けてトヨタ自動車は来月1日に予定していた入社式の中止を決めたことが分かりました。感染の拡大で企業の間で入社式を中止したり、延期したりする動きが広がっています。
トヨタでは工場での生産を担う技能職のほか、事務職、それに技術職として採用された1000人以上が出席して、来月1日に愛知県豊田市の本社で入社式が行われる予定でした。
しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、社員や関係者の感染を防ぐため入社式の中止を決めました。
トヨタが入社式を中止するのは、昭和57年にトヨタの製造部門と販売部門を合併させる、いわゆる「工販合併」で今のトヨタ自動車となって以来、初めてとなります。
入社式をめぐっては日立製作所や東芝、家電量販店大手のビックカメラが中止を決めたほか、流通大手のイオンなどが延期を決めていて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、企業の間で入社式を中止したり延期したりする動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB