新型コロナウイルスの感染拡大で介護事業者などで消毒用アルコールが不足していることを受け、国が新たに補助金を出してメーカーに増産を促すことになりました。
消毒用アルコールは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて急速に需要が高まり、介護事業者などでも不足が深刻化しています、
このため国は、10日取りまとめた緊急対応策第2弾の一環として、消毒用アルコールの増産に向けて新たに設備投資するメーカーに補助金を出すことを盛り込みました。
大企業と中堅企業では、生産設備を導入する費用の3分の2を、中小企業では4分の3を補助します。
補助金は製造ライン1本につき3000万円が上限となりますが、マスクの増産分と合わせて1億6000万円の予算を計上しています。
経済産業省によりますと、先月の消毒用アルコールの生産量は、去年の1か月間の平均と比べ1.8倍に増えましたが、急増する需要に追いついておらず、さらなる増産を促していくことにしています。
-- NHK NEWS WEB