埼玉県戸田市とさいたま市で、合わせて2人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されました。県は2人の詳しい行動歴や濃厚接触者などについて調べることにしています。
埼玉県によりますと、新たに感染が確認されたのは、戸田市に住む70代の自営業の男性とさいたま市に住む50代の会社員の男性の合わせて2人です。
このうち、戸田市の70代の男性は、先月21日から今月1日までエジプトを訪れ、観光地のルクソールからアスワンまでナイル川のクルーズ船に乗船したということです。
その後せきや発熱などの症状を訴え、検査を受けたところ、11日になって感染が分かったということです。
ナイル川のクルーズ船では、これまでに複数の乗客に感染が確認されているため、県は関連を調べることにしています。
また、さいたま市に住む50代の会社員の男性は、今月6日に感染が確認された千葉県市川市の男性の同僚で、さいたま市にある勤務先の同じ部屋で仕事をしていました。
今月1日以降、せきや発熱の症状がでて6日まで出勤していましたが、11日になって陽性が確認されました。
県によりますと、この男性は今月1日と9日にさいたま市の自宅と秩父市にある実家の間を行き来するため、JR北浦和駅と西武秩父駅の間でJR京浜東北線と武蔵野線、それに西武鉄道を利用していたということです。
埼玉県によりますと、2人とも症状は安定していて詳しい行動歴や濃厚接触者などについて引き続き調査することにしています。
埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者はこれで14人となりました。
-- NHK NEWS WEB