奈良県などは奈良市の40代の女性が新たに新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。奈良県と奈良市によりますと、新たに感染が確認されたのは奈良市内に住む40代の女性です。
女性は2月29日に38度の熱が出て、医療機関にかかったあと自宅で療養していて、熱は下がりましたがせきが止まらないため、今月9日に改めて医療機関を受診した結果、肺炎と診断されました。
このため帰国者・接触者外来で検査したところ、11日陽性と判明しました。
女性はせきの症状がありますが、容体は安定しているということです。
女性は集団感染が起きたとみられる大阪市内のライブハウスを訪れた人と2月25日に一緒に劇を鑑賞したあと、懇親会に参加していました。
劇や懇親会の会場にはほかに30人程度がいたということです。
女性は、熱が下がったあと、今月4日に一度だけ大阪市内の会社にマスクをつけて出勤しましたが、短時間で帰宅していて県などでは職場で感染が広がった可能性は低いとしています。
同居する家族2人に症状はなく、県などはほかに濃厚接触者がいないか調べています。
奈良県で感染が確認されたのはこれで8人となりました。
-- NHK NEWS WEB