12日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後から株価が急落し、日本時間の午後10時35分すぎ、売買が自動的に停止されました。その後、取り引きが再開されましたが、その後も値下がりが続き、ダウ平均株価の下落幅は、これまでで最悪となる2200ドル近くに達しました。
日本時間の午後10時半から取り引きが始まった12日のニューヨーク株式市場ですが、直後から売り注文が殺到し、「S&P500」と呼ばれる主要な株価指数の、前の日に比べた下落率が、基準となる7%に達しため、日本時間の午後10時35分すぎ売買が自動的に停止されました。
この措置がとられたのは、今週9日以来、2度目となります。
その後、10時50分すぎに取り引きが再開されましたが、値下がりは続き、ダウ平均株価の下落幅は、これまでで最大となる2200ドル近くに達しました。
市場では、トランプ大統領が前日発表した、新型コロナウイルスに対応する経済対策の内容が十分でなかったうえ、ヨーロッパからの入国を停止する措置で、人の移動が厳しく制限され、実体経済にも深刻な影響が及ぶのではないかとして、売り注文が増えています。
また、ヨーロッパ中央銀行の対応策も十分なものではないとして、売り注文につながっています。
-- NHK NEWS WEB