日本郵便は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国宛ての郵便物の配送のめどが立たなくなったとして、13日から手紙やはがきなどを除く、中国宛ての郵便物の引き受けを当面、停止することになりました。
日本郵便によりますと、国際郵便物の配送を委託している航空会社の旅客機が大幅に減便している影響などで、中国宛ての郵便物の輸送力が通常に比べて70%程度減っていて、配送に大幅な遅れが出ています。
会社は、独自に貨物機をチャーターするなどして対応してきましたが、状況が改善されず配送のめどが立たなくなったとして、13日の午前0時から手紙やはがき、それに点字の郵便物を除き、EMS=国際スピード郵便など中国宛ての郵便物の引き受けを当面、停止することを決めました。
また、12日までに引き受けた中国宛ての郵便物についても、発送できなかったものは順次、返送する予定だとしています。
日本郵便は「ご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますよう、よろしくお願いします」としています。
新型コロナウイルスの感染拡大による国際郵便物への影響では、モンゴル宛ての郵便物も一時的に引き受けを停止しているほか、韓国宛てについても、大幅な遅れが出ているということです。
-- NHK NEWS WEB