千葉県内に住む男女2人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。このうち女性は市川市内の保育園に勤めていて、保育園は13日からの休園を検討しているということです。
千葉県によりますと、新たに感染が確認されたのは市川市に住む50代の保育士の女性と、松戸市に住む60代の会社員の男性です。
このうち女性は今月1日に頭痛と発熱があり、複数回、医療機関を受診したあと、10日にウイルス検査を行った結果、11日に新型コロナウイルスの感染が確認されたということです。現在は肺炎のほかせきと鼻水の症状があり入院しています。
女性は市川市内の保育園に勤務していて、発症後は仕事を休み療養していたということです。
保育園の園児や職員らに症状がある人はいませんが、市川市によりますと、保育園は13日からの休園を検討していて、施設の消毒を行う見込みだということです。
一方、男性は今月4日、市川市内の職場で勤務中に発熱し、医療機関に救急搬送されました。
その日はいったん帰宅し、その後仕事を休んでいましたが、10日に同じ医療機関を受診して検査を行った結果、11日に感染が確認されたということです。男性は肺炎と診断されていて、今後入院する予定です。
2人とも複数の感染者が出ている市川市内のスポーツクラブや介護事業所との関連性は確認できていないということで、千葉県は感染経路などを調べています。
千葉県内の感染者はこれで27人で、このうち市川市在住が12人、松戸市在住が6人となっています。
-- NHK NEWS WEB