広島市内のスーパーでは、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校の影響で大量に余っている、学校給食用の牛乳を販売しています。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、広島県内でも小中学校や高校などが臨時休校となり、給食用の牛乳が大量に余っています。
これを受けて、松山市に本社があり広島県内などでスーパーを展開している会社は酪農家を支援しようと、広島県内の19の店舗で11日から給食用の牛乳を安く販売しています。
このうち広島市中区の「フジグラン広島」に設けられた特設コーナーでは、通常200ミリリットル入りで1パック税別88円の牛乳が58円で販売され、訪れた人が買い求めていました。
店によりますと11日に仕入れた300個の牛乳は12日の時点で完売したため、新たに300個を仕入れたということです。
店を訪れた近くの78歳の女性は「せっかく生産した牛乳が廃棄されてしまうのはもったいない。これから数本は買って帰ろうと思います」と話していました。
「フジグラン広島」の友田聡店長は「生産者の一助になればと思い販売に踏み切った。休校中の子どもたちの健康のためにも多くの人に飲んでほしい」と話していました。
給食用の牛乳の販売は来月5日まで続けるということです。
-- NHK NEWS WEB