新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な株価の急落が続いているため、日銀は13日午後、臨時で2000億円の資金を追加で供給すると発表しました。1日で7000億円規模の資金を臨時に供給する姿勢をみせ、市場の動揺を抑えるねらいです。
日銀は13日午後1時、国債を買い入れる形で金融市場に対して、臨時に2000億円の資金を供給すると発表しました。
13日午前9時30分にも、別の国債の買い入れの仕組みを使って5000億円の資金を供給すると発表し、1日で7000億円規模の資金を市場に供給する姿勢を見せました。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の先行きに懸念が強まり、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が過去最大の値下がりとなったほか、東京市場でも日経平均株価が一時1万7000円を下回り、市場の動揺が続いています。
日銀は株価の下落に歯止めをかけるため、数多くの株式をまとめてつくるETF=上場投資信託の買い入れも積極的に行い、今月2日以降、12日までに合わせて5100億円を市場に投じています。
今後も市場の状況を見ながら、資金供給を続ける方針です。
-- NHK NEWS WEB