千葉県内で、エジプト旅行から帰国した80代の男性など2人が新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。
千葉県によりますと、新たに感染が確認されたのは、匝瑳市に住む80代の男性と松戸市に住む50代の女性です。
このうち男性は、2月26日から3月4日にかけて、ツアーでエジプト旅行に出かけ、途中、ナイル川を航行するクルーズ船に乗船していたということです。
帰国翌日の5日、下痢やけん怠感が出て、9日に帰国者・接触者相談センターに電話したところ、かかりつけ医の診察を受けるよう言われ、医療機関を受診して胃腸炎との診断を受けました。
その後、11日、38度台の熱が出て肺炎の疑いで入院し、ウイルス検査の結果、12日、感染が確認されたということです。その後、熱は下がったものの、せきと下痢、けん怠感が続いているということです。
男性が参加したのは成田空港を発着するツアーで、ガイドを含め11人が参加していたということです。
ナイル川クルーズを含むエジプト旅行から帰国した人の感染は各地で相次いでいて、千葉県内ではすでに松戸市の夫婦の感染が明らかになっています。
一方、松戸市の女性は12日、感染が判明した60代の男性会社員の妻で、夫が発症するより前の先月28日、37度8分の発熱やせきがあったということです。
いったん熱は下がりましたが、夫の感染がわかり、濃厚接触者として検査を受けた結果、12日、感染が確認されたということです。夫婦ともに13日から入院していますが、感染経路はわかっていないということです。
千葉県内の感染者はこれで29人となりました。
-- NHK NEWS WEB