北海道では13日新たに8人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。このうち札幌市の3人は、これまでに感染が確認されているライブバーの客などの濃厚接触者だということです。
北海道と札幌市によりますと、13日新たに感染が確認されたのは札幌市の50代から70代の男女4人と、年齢非公表の無職の男性、北広島市の70代の無職の女性、北見市の50代の団体職員の男性、オホーツク海側の70代の男性の合わせて8人です。北海道で感染した人の数は136人になりました。
このうち症状が回復して再検査を受けた結果、ウイルスが検出されず、治療を終えた人はこれまでに55人います。
札幌市によりますと、13日新たに感染が確認された50代の会社員の女性は、これまでに客と従業員合わせて8人の感染が確認されている、札幌市中央区の繁華街ススキノにあるライブバーの客1人の同居している家族だということです。
また、別の50代と70代の会社員の女性2人も、このライブバーを訪れていて、感染した人たちとのつながりが確認されています。
札幌市保健所の山口亮感染症担当部長は、記者会見で、「ライブバーを発端とした関係者や店以外の広がりがまだ続いているが、潜伏期を考えると、今後、この店の関係者から数十人規模での感染者は出てこないと考えている」と述べました。
一方、労働組合の「連合北海道」は、地域協議会の役員2人が先月25日にこのライブバーを訪れていて、感染が確認されたと明らかにしました。
連合北海道は、先月から多くの人が集まる会合を延期や中止にしているということで、2人と不特定多数の人との接触は確認されていないということです。
-- NHK NEWS WEB