日銀が追加の金融緩和に踏み切ったことを受けて、東京株式市場では日経平均株価が一時、300円以上値上がりしましたが、その後は売り注文が広がり結局、400円以上値下がりして取り引きを終えました。
16日の東京株式市場は、日銀が3年半ぶりとなる追加の金融緩和に踏み切ったことを受けて、日経平均株価は一時、300円以上値上がりしました。
しかし、その後は急速に売り注文が広がって一時、500円以上の値下がりとなりました。
結局、日経平均株価の終値は、先週末の終値より429円1銭安い1万7002円4銭と、4営業日連続でことしの最安値を更新しました。
東証株価指数=トピックスは25.36下がって1236.34でした。
1日の出来高は、23億4569万株でした。
市場関係者は「いったんは日銀の追加の金融緩和への期待が高まったが、新型コロナウイルスの感染拡大に対する市場の強い懸念を払拭(ふっしょく)することはできず、取り引きの終盤にかけて売り注文が膨らんだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB