北海道では、16日新たに4人の男女が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、これで道内の感染者は152人となりました。また16日、すでに感染が確認されていた80代の男性1人が死亡し、道内で死亡した感染者は6人となりました。
北海道と札幌市によりますと16日、新たに感染が確認されたのは、▽オホーツク海側の地方の70代の無職の女性と、▽札幌市の50代と20代の会社員の男性2人、▽それに札幌市の80代の無職の女性です。
このうち、50代の会社員の男性は重症で会話ができない状態で、このほかの3人は軽症だということです。
オホーツク海側の地方の70代の女性は、今月13日に感染が確認された70代の男性の家族で、今月12日に発熱の症状が出たあと14日、医療機関に入院し、16日感染が確認されました。
重症の50代の男性は、今月6日に発熱やせきなどの症状が出て、3つの医療機関を受診したあと、今月14日に感染が確認され、現在は市立札幌病院に入院しています。
この男性について、札幌市は、血糖値が正常よりも高いほか、感染経路がわかっていないとしています。
20代の男性は、すでに感染が確認されている50代の主婦と60代の会社員の男性、それに80代の無職の女性の濃厚接触者で、今月14日に感染が確認され、16日、市立札幌病院に入院しました。
80代の女性は、今月14日に感染が確認された札幌三越の女性従業員の家族で、9日にせきの症状が出て2つの医療機関を受診したあと、16日感染が確認され、市立札幌病院に入院して治療を受けています。
道内で感染が確認されたのはこれで152人となりました。
また道は、16日午前、すでに感染が確認されていた80代の男性が死亡したと発表しました。
男性は重症の状態で入院し、もともと呼吸器に疾患があったということですが、道は、これ以上の詳しい情報は明らかにしていません。
道内で、感染者が亡くなったのは、これで6人になります。
-- NHK NEWS WEB