17日の東京株式市場は、株価が乱高下する不安定な展開となり、日経平均株価は5営業日ぶりに値上がりして取り引きを終えました。
17日の東京株式市場は、16日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価が過去最大の3000ドル近く下落したことを受けて、日経平均株価が一時、600円以上値下がりし、取り引き時間中としてことしの最安値を更新しました。
しかし、その後は買い戻しの動きが出て一時500円以上値上がりする場面があるなど、不安定な値動きとなりました。
結局、日経平均株価の17日の終値は16日より9円49銭高い1万7011円53銭となり、5営業日ぶりに値上がりしました。
また東証株価指数=トピックスは32.12上がって1268.46でした。
1日の出来高は30億6517万株でした。
市場関係者は「日銀がきのう、ETFの買い入れ額を2倍に増やすなど追加の金融緩和策を打ち出したことで、株価が下支えされるとの期待感が広がる場面もあった。ただ、各国が人の移動を制限する対応をとるなかで世界経済減速への懸念は根強く、株価は乱高下する不安定な値動きとなった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB