宮崎県の県北部で、17日、新たに20代と40代の男性2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。2人の症状は安定しているということです。これで宮崎県内で感染が確認されたのは合わせて3人になります。
宮崎県によりますと、新たに感染が確認されたのは、国外在住で県北部に実家がある20代の会社員の男性と、高千穂町に住み町内の田原郵便局に勤務する40代の男性です。2人の症状は安定しているということです。
このうち20代の会社員の男性は、今月12日に海外を出発して翌13日、成田空港に到着しました。
東京に滞在したあと、15日に飛行機で福岡に移動し、福岡空港からレンタカーで県北部にある実家に帰省したということです。
15日、37.5度の発熱やせきが出たあと、16日になっても39度の熱が続いたため県北部の医療機関を受診し、17日、ウイルス検査を行って陽性が判明したということです。
一方、40代の郵便局員の男性は、今月7日に発熱やせきなどが出たあと2日後の9日に39.1度の熱が出て県北部の医療機関を受診しました。
その後も症状が続き、16日から指定医療機関に入院し、17日、ウイルス検査で陽性が判明したということです。
男性は今月5日に熊本県を訪問したあと6日まで出勤し、症状がでた7日からは自宅で静養したということです。
日本郵政によりますと、この男性は田原郵便局で窓口業務を担当しています。
この郵便局では消毒などのため、当分の間、ATMを含め窓口業務を休止するということです。
17日感染が確認された2人について、宮崎県は感染をめぐって何らかの関係があるのかどうか分からないとしています。
宮崎県内では今月4日に70代の男性の感染が確認されていて、これで県内で感染が確認されたのは合わせて3人になります。
宮崎県は2人の濃厚接触者の特定を急ぐことにしています。
-- NHK NEWS WEB