日銀は株価の急落が続く金融市場の動揺を抑えるため、数多くの株式をまとめてつくるETF=上場投資信託の購入額を増やし、17日、1200億円余り買い入れました。16日の金融政策決定会合を受けて早速、1日当たりの購入額を増やした形です。
日銀は、新型コロナウイルスの感染拡大で激しく動揺する金融市場を安定させるため、今月に入り1日当たりのETFの購入額を1000億円余りに増やしています。
さらに日銀は17日、1日では過去最大となる1216億円を買い入れたと発表しました。
ETFをめぐっては16日、前倒しで開いた金融政策決定会合で、年間の購入額を6兆円から12兆円に引き上げていてさ早速、1日当たりの購入額を増やしました。
これで今月に入り、日銀が買い入れたETFの総額はおよそ7000億円にのぼります。
17日の東京株式市場では、日経平均株価が午前中、600円以上値下がりしたものの終値では9円高とわずかに値上がりしていて、日銀のETFの買い入れが株価を下支えした形となりました。
-- NHK NEWS WEB