17日のニューヨーク株式市場は値上がりし、ダウ平均株価の終値は前の日に比べて1000ドル余り上昇しましたが、一時3年1か月ぶりに2万ドルを割り込みました。先月末から始まった株価の急落は歯止めがかからず、3週間あまりで9000ドルを超える値下がりを記録したことになります。
17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて1048ドル86セント高い2万1237ドル38セントで、新型コロナウイルスの感染拡大に対するアメリカ政府の経済対策や資金繰り措置への期待などから値上がりしました。
前日にこれまでで最大の3000ドル近い値下がりとなったダウ平均株価は17日は不安定な値動きで始まり、取り引き開始から30分後に1万9882ドルまで値下がりし、2万ドルの大台を割り込みました。
2万ドルを下回るのは2017年2月以来、3年1か月ぶりのことです。
ダウ平均株価はトランプ大統領が就任して以降、上昇を続け、2月12日には最高値となる2万9551ドルをつけ、3万ドルも視野に入っていました。
ところが2月24日以降、急速に下落し、わずか3週間あまりで9000ドルを超える大幅な値下がりを記録したことになります。
市場では新型コロナウイルスの感染拡大による経済への悪影響は長期化するとの見方が広がっており、株価も当面不安定な動きが続きそうです。
-- NHK NEWS WEB