新型コロナウイルスの感染拡大により、一時大幅に減少していた中国からのマスクの輸入が順次再開されていて、政府はさらなる輸入の上積みを目指しています。
このうち、東京 八王子市にあるネット通販会社の倉庫には18日、中国から輸入したマスク10万枚が到着しました。
この会社はオフィス用品などの通信販売を手がけていますが、今回新たにマスクの販売に乗り出したということです。
17日夜に今回入荷した分を出品したところ18日朝までに売り切れたということで、社員が品質に問題がないか1枚ずつ点検しながら発送の準備に追われていました。
来週からは毎日20万枚が入荷する見込みで、当面マスクの販売を続けるということです。
国内で流通するマスクのおよそ7割を中国からの輸入が占めていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で中国国内での生産や物流が滞ったため、一時大幅に減少しました。
その後、輸入は順次再開されていて、政府は現在週に1000万枚程度となっている中国からの輸入量を、来月には週に3000万枚程度まで増やしたいとしています。
マスクをめぐっては国内メーカーも通常の3倍を生産していますが、それでも供給が追いつかず品薄の状態が続いています。
-- NHK NEWS WEB