19日の東京外国為替市場、円相場は1ドル=109円台前半で取り引きされています。新型コロナウイルスの感染拡大で金融市場が動揺する中、手元にドルを現金で持っておきたいという投資家のドルを買う動きが強まっています。
外国為替市場では、不測の事態に備えて主要通貨のドルを手元に確保しておきたいとしてドルが買われ、円相場は、一時、およそ2円値下がりし、およそ3週間ぶりに1ドル=109円台半ばまで円安が進みました。
市場関係者は「株式市場の大幅な株価急落で、パニック的に保有している株式を売って現金化を急ぐ投資家が多くドルが買われている。市場ではドル不足を懸念する見方も広がり、不安定な動きが続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB