19日の東京株式市場、日経平均株価は一時、400円以上、値上がりしました。取引開始を前に、ヨーロッパ中央銀行が新型コロナウイルスの感染拡大への緊急対策としておよそ88兆円規模の資産の買い入れを発表したことを受け、買い注文が出ています。
株価が上昇している背景は東京市場の取引開始前にヨーロッパ中央銀行が緊急対策として7500億ユーロ、日本円でおよそ88兆円規模の資産の買い入れを行うと発表したためです。
追加の金融緩和策で、新型コロナウイルスの「世界的な大流行の中心」になっているヨーロッパの景気の悪化に一定の歯止めになるという見方から買い注文が出ています。
市場関係者は「ヨーロッパ中央銀行の発表は予想外でひとまず買い注文も出ているが世界中の経済活動が停滞する中、手元に現金を残しておきたいと株式を売る投資家も多く、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB