19日のニューヨーク株式市場はエネルギーや金融など、値下がりした銘柄を買い戻す動きが出て、ダウ平均株価は小幅ながら値上がりし、2万ドルを回復しました。売り買いが交錯したこともあって、終値で見た前日との値幅は188ドルと先月末以来の小幅なものでした。
19日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前の日に比べて188ドル27セント高い、2万87ドル19セントで、前日割り込んだ2万ドルを回復しました。
この日は原油価格が持ち直したことからエネルギー関連の銘柄が買い戻されたほか、IT関連の多いナスダック指数の上昇につられる形で、買い注文が先行し、値上がりしました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ダウ平均株価は乱高下を続け、連日、1000ドル単位で値上がりや値下がりを繰り返してきましたが、この日は売り買いが交錯したこともあって、終値での値上がり幅は188ドルと、先月26日以来の小さな値幅となりました。
市場関係者は「2万ドルが節目となりつつあるが、買い戻しの動きは力強いものではなく、なお不安定な値動きが続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB