新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大手企業の間では来月1日に予定している入社式をウェブを利用した方式に切り替える動きが相次いでいます。
このうち、大手商社の三井物産は、東京の本社に新入社員130人を集めて入社式を行う予定でしたが、テレビ会議システムを活用した方法に変更しました。
式では、安永竜夫社長がパソコンのモニターを通じて訓示し、新入社員はそれぞれの自宅や寮で視聴してもらうということです。
また、社会人にとって必要なビジネスマナーなどを身につけてもらう新人研修も、ウェブを使って受講する形式に変更することにしています。
日本航空はグループ企業の社員およそ2000人を集めて、羽田空港の格納庫で入社式を行う予定でしたが、ウェブを使って会議室などで視聴する方式に切り替えることにしました。
このほか、パナソニックや資生堂などもウェブを使った形での入社式を予定していて、新型コロナウイルスの感染拡大が企業の入社式にも及んでいます。
-- NHK NEWS WEB