北海道では22日、小樽市と札幌市で男女合わせて3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、道内の感染者は162人となりました。
感染が確認されたのは小樽市に住む60代の会社員の夫婦と札幌市に住む40代の無職の女性の合わせて3人です。いずれも症状は軽く会話はできるということです。
小樽市によりますと、60代の夫婦は発症前に海外への渡航歴はなく、21日から22日にかけてウイルス検査で陽性が判明したということです。
また、夫は小樽市内の公共施設「いなきたコミュニティセンター」に勤務しているため、市は急きょ、来月3日まで施設を閉館することを決めました。現時点で、夫との濃厚接触者の中に施設の利用者は含まれていないということです。
小樽市の迫俊哉市長は22日の会見で「詳しい感染経路はわからず市中感染のおそれもある。市民には改めて予防対策を徹底してほしい」と話しました。
一方、札幌市によりますと、新たに感染したことがわかった40代の女性は今月19日に発熱し、21日から市立札幌病院に入院していて、濃厚接触者の有無や発症前の行動については調査中としています。
道内で感染が確認されたのは162人となり、道によりますと22日の時点でこのうち96人は症状が回復し、再検査の結果、ウイルスは検出されずに治療を終えているということです。
-- NHK NEWS WEB