買いだめの動きを受けて、一部でトイレットペーパーの品切れが起きていることについて、製紙会社で作る日本製紙連合会の矢嶋進会長は23日の記者会見で「1週間程度で品薄感は解消される」と述べました。
トイレットペーパーをめぐってはSNS上の誤った情報をきっかけに買いだめの動きが出た影響で、一部の店舗で品切れが起きました。
これについて、製紙大手の王子ホールディングスの会長も務める日本製紙連合会の矢嶋会長は「トイレットペーパーの品薄感は、首都圏のごく一部で残っているが、状況は改善している。在庫は十分にあり、店舗への配送がスムーズに行われるよう日夜努力しているため、私の感覚では、1週間程度で品薄感は解消される」と述べました。
一方、東京オリンピック・パラリンピックが延期された場合の影響については「4年に一度の世界的なイベントが延期されれば、モノの動きが悪くなり包装用紙や段ボールの需要増加は期待できない。多岐にわたって影響が出ると思う」と述べ、懸念を示しました。
-- NHK NEWS WEB