24日のニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大に対応する巨額の経済対策が近くアメリカ議会で成立するとの見方から大きく値上がりし、ダウ平均株価は、2万ドルを回復しました。1日の値上がり幅は2100ドルを超え、これまでで最大を記録しています。
24日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて、2112ドル98セント高い、2万704ドル91セントで、2万ドルを回復しました。
また、1日の値上がり幅としては、初めて2000ドルを超え、過去最大を記録しました。
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するための経済対策をめぐり、アメリカ議会で与野党の調整が続く中、市場では、いずれにしても巨額の財政措置が行われるとの期待から、ほぼ全面高となりました。
また、経済対策には、企業の救済措置も盛り込まれていることから、これまで値下がりを続けていた航空や観光関連の銘柄が大きく買い戻されました。
市場関係者は「東京やヨーロッパの市場が大きく値上がりしたことも投資家に安心を与えた。ただ、連日、値幅は大きく、これが落ち着いていくかどうかは、まだ、不透明だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB