高速・大容量の新しい通信規格、5Gのサービスがアメリカや中国などに続いて日本でも25日からスタートし、5Gに対応したスマートフォンの販売が始まりました。
このうち東京 千代田区の販売店では、午前10時の開店に合わせて早速、端末を買い求める人の姿が見られました。
高速・大容量の5Gは、2時間の映画をダウンロードする時間が、これまでの4Gの5分ほどから、最速で3秒程度に短くなるとされる新しい通信規格で、NTTドコモが国内で初めて25日からサービスを始めました。
販売店を訪れて5Gのサービスを契約した会社経営の38歳の男性は「4Gになった時も速さに驚きましたが、5Gだと、どのくらい速いのか楽しみにしていました。いろいろな機能を試したいです」と話していました。
一方、auのKDDIとソフトバンクも、今週中に5Gのサービスを始めることにしています。
また、来月から携帯電話事業の本格サービスを始める楽天は、ことし6月に5Gのサービスを始める予定です。
アメリカや中国などに続いて、日本でも5G時代が幕を開けましたが、サービスが利用できるエリアは、当面、東京や大阪などの一部の地域にとどまります。
携帯電話各社は、新年度中にすべての都道府県で5Gを使えるエリアを設ける計画ですが、早期にエリアを拡大できるかが課題となります。
-- NHK NEWS WEB