トヨタ自動車九州は、福岡県宮若市にある工場の従業員が、新型コロナウイルスに感染したことから当面、生産ラインの一部を停止することにしています。
トヨタ自動車九州によりますと、宮若市の宮田工場で組み立てラインを担当する30代の男性従業員が新型コロナウイルスに感染したことを24日、確認したということです。
このため24日夕方から2つの生産ラインのうち、1つのラインを停止しているということです。
会社と福岡県によりますと、この従業員は、今月13日の勤務のあと、発熱の症状が出ましたが、いったん熱が下がったため、今月16日にマスクを着用して出勤したということです。
しかし翌日の17日に再び発熱などの症状が出て、その後は会社を休んでいたということです。
会社は、操業再開の時期は未定だとしていて、福岡県とともに、濃厚接触者の特定を急いでいます。
宮田工場は、トヨタ自動車が新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に自動車の需要が落ち込むことが避けられないとして23日、一定期間の稼働停止を決めた工場の1つで、来月3日から15日まで一部の生産ラインを停止することを決めていました。
-- NHK NEWS WEB