新型コロナウイルスの感染拡大が鉄鋼業界に及ぼす影響について、日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長は記者会見で「製造業の稼働停止が世界中に広がる懸念があり、われわれが経験したことのない厳しい事態だ」と述べ、状況によっては鉄鋼業界にも深刻な影響が出かねないという認識を示しました。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に自動車の需要が落ち込んでいるとして、トヨタ自動車やマツダが国内の一部の工場の稼働を一時的に停止するなど、製造業への影響が広がっています。
これに関して、日本鉄鋼連盟の北野会長は「自動車各社がどのような生産になるのか現時点で非常に見通しが立ちにくい。われわれも取引先の需要に合わせた生産をする必要がある」と述べ、自動車メーカーに鉄を供給している鉄鋼メーカーも、生産調整の必要が出てくるという認識を示しました。
そのうえで「製造業の稼働停止が世界中に広がる懸念があり、われわれが経験したことのない厳しい事態だ」と述べ、状況によっては鉄鋼業界にも深刻な影響が出かねないという認識を示しました。
-- NHK NEWS WEB