千葉県内で、エジプトやスペインなど海外を訪れていた50代から70代の男女4人が新型コロナウイルスに感染していることが新たにわかりました。
千葉県によりますと、新たに感染が確認されたのは、木更津市の60代の男性、松戸市の70代の大学教員の男性、成田市に住むオーストラリア国籍の50代の会社員の男性、流山市の70代の女性の合わせて4人です。
4人は、それぞれ今月上旬から中旬にかけてモロッコやエジプト、タイやスペインを訪れていたということで、千葉県はいずれも渡航中や帰国直後に発症していることから、滞在先の海外で感染した可能性が高いとみています。
このうち木更津市の60代の男性は、今月5日からモロッコを訪れ、現地に滞在中にせきとけん怠感の症状が出ました。帰国後、39度台の熱が出てウイルス検査を受けたところ、感染が確認されたということです。現在、肺炎の症状があって入院していますが、酸素吸入を行っていて重症だということです。
また、成田市に住むオーストラリア国籍の50代の会社員の男性は、今月2日からタイを訪れ帰国後に発熱し感染が確認されました。現在も39度台の発熱とせきがあるということです。
千葉県内では25日、このほか柏市の会社員の男性も新たに感染が確認され、県内の感染者はこれで合わせて53人となりました。
-- NHK NEWS WEB