かんぽ生命の保険の不適切な販売問題で、行政処分を受けて今月末まで保険の販売を停止している日本郵政グループは、来月以降も営業活動の自粛を続けることを決めました。不適切な疑いのある契約の調査などを優先させるためです。
かんぽ生命の保険の不適切な販売問題で、日本郵政グループは、総務省と金融庁から、保険の販売を今月末まで停止するよう命じる行政処分を受けています。
会社は25日、行政処分の期間が終わる来月以降も、保険の営業活動を自粛すると発表しました。
一連の問題で日本郵政グループは、去年から行っている不適切な疑いのある契約の調査に加えて、全容を解明するため追加の調査をことし6月末をめどに進めます。
会社では、調査や再発防止策の徹底を優先するため、営業の自粛を続けることにしたと説明しています。
営業再開の時期は、社外の有識者などの意見も踏まえて、今後、判断するとしています。
また、かんぽ生命の保険だけでなく、郵便局で扱っているゆうちょ銀行の投資信託も当面、営業を自粛します。
日本郵政グループは「お客さまや関係の皆様には、ご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます。信頼の回復に向けて、一丸となって全力で取り組んでまいります」と話しています。
-- NHK NEWS WEB