26日の東京株式市場は、東京を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大が日本経済に与える影響への懸念から、午後に入って売り注文が一段と膨らみ、日経平均株価は一時、1000円以上下落しました。
26日の東京株式市場は朝から売り注文が増え、午後に入ると一段と売り注文が膨らむ展開になりました。
日経平均株価は一時、1000円以上下落し、26日の終値は25日より882円3銭安い、1万8664円60銭でした。
東証株価指数=トピックスは、25.30下がって1399.32でした。
1日の出来高は20億4967万株でした。
株価が大きく値下がりしたのは、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、東京都や神奈川県が今週末の不要不急の外出を控えるよう呼びかけ、消費など経済活動に与える影響に対して懸念が強まったためです。
市場関係者は「企業の間では、感染拡大が影響して今年度の業績見通しを下方修正する動きが出始めていて実体経済への悪影響が確認されたことも売り注文に拍車をかけた」と話しています。
日経平均株価は25日までの3日間で3000円近く上昇していましたが、一転して大幅な下落となり、市場の動揺が収まる気配は見えない状況です。
-- NHK NEWS WEB