千葉県内では、いずれも海外から帰国した30代から60代の男女、合わせて3人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
新たに感染が確認されたのは、いずれも船橋市に住む30代の無職の女性と40代の会社員の男性、それに松戸市に住む60代の無職の女性の合わせて3人です。
千葉県と船橋市によりますと、このうち船橋市の30代の女性は2年ほど前からイギリスで働いていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で仕事ができなくなったため、今月21日に帰国したということです。
翌日、37度5分の熱が出て、24日には、せきやのどの痛みも出たため、市内の医療機関を受診し感染が確認されました。
女性は成田空港から自宅まで家族などと共に車で移動し、その後も自宅で過ごしていたということです。
船橋市の40代の男性は、今月11日から出張でフィリピンを訪れて13日に帰国し、1週間後の今月20日に38度の熱が出たため、ウイルス検査を受けて感染が確認されました。
男性は成田空港から自宅まで鉄道で移動し、発熱などの症状が出たあとも、市内の会社に出勤していたということで、家族や会社の同僚などの健康観察が行われているということです。
また松戸市の60代の女性は今月7日から旅行でオーストリアとドイツを訪れて帰国後に37度の熱やのどの痛みがありました。
その後、今月23日になって熱が38度台まで上がったために翌日、医療機関を受診し、ウイルス検査で感染が確認されました。
3人の症状は、いずれも軽いということです。これで千葉県内の感染者は56人となりました。
-- NHK NEWS WEB