ことし5月の電気料金は、再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が買い取る制度で電気料金に上乗せされる負担額が上昇することを受けて、大手電力会社10社すべてが値上げすることになりました。
大手電力会社によりますと、ことし5月の電気料金は10社すべてで値上げとなります。
これは、火力発電の燃料となる天然ガスなどの輸入価格は下がったものの、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電された電気を大手電力会社が買い取る制度に基づいて電気料金に上乗せされる負担額がことし5月から上昇するためです。
前の月と比べた値上げ幅は、使用量が平均的な家庭で、
▽北海道電力が30円、
▽東京電力が20円、
▽北陸電力と沖縄電力が15円、
▽四国電力が13円、
▽東北電力と中国電力が7円、
▽九州電力が3円、
▽関西電力が2円、
▽中部電力が1円となります。
一方、ガス料金は、都市ガスに一部含まれている液化石油ガスの輸入価格が上がったことから、大阪ガスが3円の値上がりとなります。
東京ガス、東邦ガス、それに西部ガスの3社は4月分と変わりありません。
-- NHK NEWS WEB