27日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染がアメリカで急速に拡大していることなどを受けて、ダウ平均株価は、大幅に値下がりしました。今週に入って上昇が続いていたことから、4日ぶりの値下がりとなりましたが、値動きはなお不安定です。
27日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて915ドル39セント安い、2万1636ドル78セントで、4日ぶりに値下がりしました。
この日は、新型コロナウイルスの感染者数でアメリカが中国を抜いて最も多くなったと伝わったことや、当面の利益を確保しておきたいと売り注文が先行しました。
一方で、アメリカ政府がまとめた2兆ドル規模の大規模な経済対策への期待もありダウ平均株価は今週、2500ドル近く上昇しました。
ただ、市場関係者は、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響を反映した経済指標は、来週から本格的に明らかになっていく予定で、当面、株価の不安定な動きが続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB