自動車部品メーカー、タカタのエアバッグでリコールが相次いでいる問題で、今月までにリコールの届け出が完了し、およそ2111万台が対象となりました。
国土交通省によりますと、タカタのエアバッグは作動した際に部品が破損し飛び散るおそれがあるとして、平成21年以降、国内でリコールの届け出が相次いでいました。
そして、今月までにリコールの届け出が完了し、国内の自動車メーカーなど25社、合わせておよそ2111万台が対象になりました。
国土交通省によりますと、このうち部品の交換が終わった車は去年12月末で96.5%にあたるおよそ2032万台だということです。
国土交通省では部品の交換が終わっていない残りのおよそ74万台について早期に交換するよう求めています。
一方、タカタでは、このリコールの対象となっていないエアバッグで異常破断が原因とみられる死亡事故がオーストラリアで起き、国内ではおよそ15万7000台がリコールされています。
-- NHK NEWS WEB