千葉県内で、4人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
新たに感染が確認されたのは、浦安市に住み都内で勤務する50代の会社員の女性、山武市に住む30代のガラス職人の女性、佐倉市に住み都内に勤める30代の会社員の男性です。
千葉県によりますと、このうち浦安市の女性は、今月17日に37度7分の発熱とせきが出て2日後に県内の医療機関で検体を採取されましたが検査の結果、いったんは陰性でした。しかし、その後も症状が続くことから26日に2回目のウイルス検査を行い、感染が確認されたということです。女性は今月7日から15日にかけ、夫と2人でスペインとドイツを旅行していたということです。38度台の熱とせき、頭痛の症状があり、酸素の吸入も行っています。
山武市の女性は、今月21日にせきが出て熱っぽさを感じ、体調が改善しないため26日に医療機関を受診して感染が確認されました。38度2分の熱とせきの症状があるということです。
佐倉市の男性は、今月20日にせきが出て23日に38度台の熱とのどの痛みも加わったため、医療機関を受診し、ウイルス検査の結果、感染が確認されました。発症後は出勤していませんが20日と22日に友人と会っていたということです。37度台の熱とせき、のどの痛みが続いているということです。
また、千葉市によりますと、市内に住み都内で勤務する40代の会社員の男性の感染も新たに確認されました。
男性は今月21日に38度3分の熱やせきなどの症状が出たことから週明けの23日に千葉市内の医療機関を受診し、その後、再び38度台の熱が出たことから別の医療機関で検体を採取し、28日になって感染が確認されました。男性は38度台の熱が出ているほか、肺炎の疑いもあり、入院しているということです。男性は、都内の会社に電車で通勤していましたが、発症後は医療機関以外には外出せず、自宅で過ごしていたということです。最近の海外渡航歴はなく、肺炎患者への明確な接触も確認されていないということで、千葉市が感染経路を調べています。
千葉県内では28日すでに香取市に住む40代の女性の感染も確認されていて、28日判明した感染者はこれまでに5人となっています。
千葉県内で感染が確認されたのはこれで68人で、このうち1人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB