新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、南米のペルーで、日本人観光客およそ260人が出国できなくなっている問題で、茂木外務大臣は、旅行会社が手配したチャーター機などで、希望者110人余りが出国できる見通しになったことを明らかにしました。
外務省によりますと、ペルーでは、新型コロナウイルスの水際対策として、今月17日から国境が閉鎖され、国際便の運航も停止されたため、現地に滞在している日本人観光客およそ260人が出国できなくなり、ホテルなどで足止めされています。
これについて、茂木外務大臣は、記者会見で、現地時間の28日から29日にかけて、旅行会社が手配したチャーター機を利用するほか、台湾当局が台湾の人たちのために手配したチャーター機に同乗する形で、希望者110人余りが出国できる見通しになったことを明らかにしました。
外務省では、今後、帰国を希望する日本人観光客がさらに増える可能性もあるとして引き続き帰国に向けた支援を検討することにしています。
-- NHK NEWS WEB