岡山市に住む会社員の40代の男性が、28日新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。岡山県で感染が確認されたのは3人となり、市は、男性が東京などへの出張中に感染したものとみています。
新たに感染が確認されたのは、岡山市北区に住む会社員の40代の男性です。
男性は、今月23日に38度の熱が出たため岡山市内の診療所を訪れたものの症状が改善せず、27日、別の診療所で肺炎と診断されたということです。このため、28日ウイルス検査を受けた結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
現在、容体は安定しているということです。
男性は、直前の18日から21日にかけて東京と大阪、それに京都を出張で訪れていて、自宅に戻った2日後に症状が出ていることから、岡山市は男性は出張中に感染したものとみています。
同居している40代の妻と10代の娘は発熱などの症状はないものの、濃厚接触者に当たることから、29日ウイルス検査を受ける予定です。
岡山県内で感染が確認されたのは3人となりましたが、直前に海外への渡航歴がないケースはこれが初めてです。
岡山市の大森市長は記者会見で「首都圏や近畿地方など感染者が多く出ている地域に行くことはなるべく控えてほしい」と市民に呼びかけていました。
-- NHK NEWS WEB