新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国際便の運航を停止している南米ペルーで日本人観光客らおよそ260人が足止めされている問題で、現地の日本大使館などによりますと、このうちおよそ30人がペルーを出国しました。
南米のペルーでは今月15日に非常事態が宣言されて以降、国際便の運航が停止され、世界遺産のマチュピチュなどを観光していた日本人およそ260人が出国できなくなって、ホテルに足止めされていました。
現地の日本大使館などによりますと、このうちおよそ30人が28日、台湾側が台湾の観光客のために手配したチャーター機に同乗して出国したということです。
このほか現地では、日本の旅行会社がペルーの都市クスコからリマを経由して中米メキシコの首都メキシコシティまで運航するチャーター便の手配を進めていて、希望者は先着順に搭乗することができるということです。
ただ、このチャーター便はメキシコから日本までの帰国便については各自で手配しなければならないほか、クスコとリマ以外にいる人は自力で現地の空港まで移動しなければならず、どれだけの日本人が帰国できるかは不透明な情勢です。
-- NHK NEWS WEB