広島市は、市内に住む2人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。広島県内での感染確認は合わせて6人となりました。
広島市によりますと、このうち1人は広島市西区の50代の会社員の男性で、今月21日に体のだるさを感じて会社を早退したあと、夜に39度の発熱が続き、27日、肺炎で入院が必要と診断されました。
市内の感染症指定医療機関に入院し、ウイルス検査は陰性でしたが、医師が感染を強く疑ったため28日改めて検査をした結果、感染が確認されました。
発熱やせきなどが続いているものの、症状は安定しているということです。
男性は発症までの14日以内に海外への渡航歴はなく、発症したあとは会社に出勤していないということで、広島市は男性の妻と子どもが濃厚接触者にあたるとして、ウイルスの検査を進める一方、感染経路やほかに濃厚接触者がいないかを調べています。
もう1人は、今月25日に感染が確認された広島市中区の40代の自営業の女性の勤務先の客で、濃厚接触者に該当したことからウイルスの検査をした結果、28日感染が確認されました。
広島市は本人の同意が得られないとして、年齢や性別などを明らかにしていません。
市内の感染症指定医療機関に入院しているものの、症状がないことからほかの人への感染の可能性は低いとしています。
-- NHK NEWS WEB