原材料費やコスト上昇などの影響で、来月1日から身近な食品やテーマパークの入場料などが相次いで値上げされます。
このうち食用油は、中国などで需要が拡大し、原料の大豆や菜種の価格が高止まりしていることなどから値上げされます。
「日清オイリオグループ」と「昭和産業」は、いずれも来月1日に納品する商品から家庭用は1キログラム当たり20円以上、飲食店などで使われる業務用は一斗缶・16.5キログラム当たり300円以上値上げするということです。
また、サンマの缶詰も値上げされます。大手水産会社の「マルハニチロ」は、サンマが記録的な不漁となり、価格が高騰していることから来月1日からサンマの水煮などの缶詰9品目を1缶当たり10円値上げします。
このうち、さんま蒲焼は参考小売価格で220円を230円に、さんま水煮の一部の商品は330円を340円にするということです。
このほか、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの大人と中高生の入場チケットも値上げされます。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休園していて、来月20日以降の再開を予定していますが、再開後は利用者が最も多い有効期限が1日の「1デーパスポート」で18歳以上の大人が7500円から8200円に、中学生と高校生が6500円から6900円に値上げされるということです。
入場チケットの料金は消費税率の引き上げに合わせて去年10月にも上がりましたが、それを除けば4年ぶりの大きな値上げになります。
-- NHK NEWS WEB